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老人ホームの種類とは
2024年12月17日
老人ホームとは高齢者が入所する施設の一般的な呼称のことです。
かつて日本では高齢者が入所する施設のことを養老院、あるいは養老施設と制度上呼んでいました。しかし、1963年(昭和38年)制定の老人福祉法によって「老人ホーム」が正式名称となりました。
老人ホームには大きく分けて公的施設と民間施設の2種類があります。さらに、入居する方の介護度や費用、認知症の有無などによってさまざまなタイプの施設に分けられます。
民間施設では、家賃や食費などの入居費用は各施設が個別に設定しています。
そのため月額利用料は事業者ごとに大きく異なり、高級志向の施設もあれば、入居費用を抑えた施設もあります。
自立の方から要介護の方まで幅広く対応でき、個人のニーズや経済状況に合わせて入居先を選べる点が大きな特徴です。
公的施設とは行政機関が管轄を行う施設で、月額利用料が民間施設よりも安めです。
また、要介護度の重い人や低所得者層など、在宅介護が困難な人を優先的に受け入れる傾向があります。
公的施設には「介護保険3施設」と呼ばれる特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院などがあります。